ブレーキ鳴きが気になる

12月 28, 2021 - masato

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ブレーキが鳴いたら点検時期

タイヤを転がして走る乗り物には、ブレーキが不可欠。もちろん、それはハーレーも同様の事です。
ハーレーは、どちらかというと極端にスピードを求めたタイプのオートバイではありませんが、非常に重量があります。
ブレーキの重要性は、スーパスポーツのようなオートバイとも何ら変わりがありません。

もし、愛車のハーレーに乗っていてブレーキをかけた時「キィィー」というような音を立てることがあったならば、それはブレーキの点検時期です。
そう、あなたのハーレーが「そろそろブレーキを見てくれよ」と言っているのです。
オーナーたるもの、愛車の要求には応えてあげようではありませんか。

ブレーキ鳴きの原因はパッドかローター

ブレーキをかけた時の「キィィー」という音の原因で、まず挙げられるのはブレーキパッド、ブレーキシューの摩耗によるものがありましょう。
次点で、ディスクローター、ブレーキドラムといった制動装置本体の不具合です。

ですが、事故を起こした車体だったり、非常に長距離あるいは長年乗っている車体、そしてまったく整備を受けていなかった車体などでなければ、制動装置本体が不具合を起こす事は少なく、おおよそ原因はパッドおよびシューに求められましょう。

なお、パッドおよびシューを新品に交換したばかりという場合は、制動装置本体に馴染むまで音が出る場合もあります。
これは心配無用で、走行しているうちに部品同士が馴染んで自然と消えます。

しかし、いつまでも音が消えない、清掃・グリスアップしてもダメだ、という場合には制動装置本体の不具合も疑われます。

音の出ている場所

ブレーキの仕組みは、ディスクローターの場合「真剣白刃取り」です。
ホイールと共に回転するローターを、ブレーキパッドがサンドイッチのように挟みこんでおり、ブレーキ入力と共に押さえ付けることで制動力を生んでいます。

ドラムブレーキの場合も似たようなもので、ドラム内部のパッド(ブレーキシュー)がブレーキ入力に応じて、内部からドラムを押さえ付ける事で制動力を生みます。

パッドおよびシューは、制動装置本体よりも柔らかく造られており、押さえ付ける際に少しずつ削れて無くなっていきます。
その消耗がある程度の段階に達しますと、音を出すためにわざと極細いスジなどが彫られていた層が現れ、その部分と制動装置本体の間に空気が入り、ブレーキ鳴きとなるのです。

タイヤでいえばスリップサインのようなもので、交換時期のお知らせです。

これを無視して、いつまでもパッドおよびシューを交換しないでいるのは厳禁。
さもなければ、やがて消耗部が全てなくなってしまい、ついには固い台座でローターやドラムを押さえ付けるようになり、制動装置そのものが傷を負ってしまうでしょう。

汚れ・サビの付着で鳴く事も

「パッドを交換して、ちょうど馴染んで良い頃だ。なのに音が出る」
と、いう場合もあります。その場合は、いきなり制動装置本体の不具合を疑うよりも、まず清掃およびグリスアップを実施するのが良いでしょう。
ただ、そのやり方が判らないという場合には、ぶっつけ本番で自己作業する事はおすすめしません。

万一整備ミスがあれば、最悪ブレーキが効かなくなるという恐れもあります。
ブレーキ含む整備は、プロのディーラー整備士にお任せし、自身はライディングに専念するというのも、スマートな愛車との付き合い方ではないでしょうか。

常に万全の態勢で

ハーレーオーナーは沢山のライダーの中でも、もっとも憧れられる存在のひとつなのですから、それが整備ミスによって事故を起こしたなどとあってはなりません。

もちろん、事故を起こしてならないのは50ccの原付でも同じですが、原付クルーザーに乗る少年が「いつかはオレも」という視線で道行くハーレーを見つめる事もあるでしょう。
ハーレーオーナーたるもの、万全の状態でのライディングこそ格好良いのだという事を示したいですよね。

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masato

はじめまして!ハーレーマニアのmasatoです! まだまだ勉強中ですがハーレーの魅力や情報をご紹介します! Twitter@<a href="https://twitter.com/masato88850739">https://twitter.com/masato88850739</a>