快適性の高いスポーツグライド

スポーツグライドはハーレー・ダビッドソンが発売しているモデルとしては「ソフティル・ファミリー」の一つに属しています。
ただし2018年に「ダイナ」シリーズを統合して全く新しいタイプのモデルを発表するというように体制が変更されており、統合後初めて新型スポーツグライドが発表されることになりました。

もともとソフティルシリーズというのはハーレーのみならず世界のバイクメーカー全車を代表するクルーザータイプのバイクというふうに言われており、その流れをしっかりと引き継ぐ形で新型スポーツグライドも高い走行性能と耐久性を持っています。

クルーザータイプというのはアメリカ大陸のような広大な場所を長く走行することを前提に作られているバイクであることから、長く乗っても疲れを感じにくい安定性が重視されています。

2019年のスポーツグライドは、乗車姿勢が上体をまっすぐになる倒立フロントフォークを搭載しており、いかにもハーレーらしいシルエットをライダーとともに作り出してくれます。

エンジンにはここ近年のハーレーの多くで採用されているミルウォーキーエイト107が搭載されており、バランスのよいスムーズな走行と古き良きハーレーらしさをきちんと両立させています。

とはいえここ近年のバイク業界全体が非常に高度な基準を設定されているということもあってか全体的に従来モデルよりもしっかりと作り込まれた印象があります。
以前までのハーレーにはどこか大味なポイントが感じられたものですが、2018年以降のスポーツグライドではそうしたゆるさがいい意味で払拭されているというのが評判です。

2019年度版のハーレー・ダビッドソンFLSBスポーツグライドでは取り回しのしやすい小型フェアリングとサイドバッグであるパニエが標準装備されており、自由にかカスタマイズをした形で納品が可能となっています。

新生ソフティルを象徴する構造とは

2018年以降のソフティルファミリーの代表的な構造としては、前述のミルウォーキーエイト107という新型ビッグツインエンジンがまず挙げられます。

さらにフレームとして新設計のモノショク型フレームが採用されていることで、走行性能を飛躍的に向上することに成功しています。
もともとソフティルファミリーと言えば高い走行性能が魅力のモデルとしてよく知られていましたが、これらの改良が加えられたことにより、ロングツーリングだけでなく市街地の低速走行でも安定的な性能が発揮できるようになりました。

またハーレーの楽しみ方としてカスタマイズを楽しむ人向けに、簡単に各パーツの取り外しができるようになっているというのも大きな特徴になっています。
新型フォルムの特徴となっているフェアリングを工具を使わず簡単に着脱できるようにしていることで好みの見た目を自宅で作ることができます。