完全新設計「レボリューションXエンジン」誕生

7月 27, 2019 - masato

Comments are off for this post.

ハーレー初の水冷レボリューションXエンジン

歴史的に空冷エンジンをお家芸としてきたハーレー・ダビッドソンですが、創業100周年を記念して作られた初の一般向け水冷エンジンが「レボリューションエンジン」でした。

「Revolution(革命)」という名称が使用されているのにふさわしく、2002年に世に送り出されたレボリューションエンジンは、それまでのハーレー・ダビッドソンとは全く違ったエンジンの形を示すことになりました。

レボリューションXエンジンが日本市場に登場したのは2014年のことで、同年のブルースカイヘブン(ハーレー・ダビッドソンが主催するミュージック&キャンプフェス)で日本導入が発表されました。
その翌年の2015年2月27日に次世代ハーレー・ダビッドソンとして位置づけられるストリート750に搭載されています。

レボリューションエンジンの登場からさらに10年余りが経過していましたが、新型となるレボリューションXエンジンは完全新設計の全くコンセプトの異なるものであったことが大きな特徴です。

ストリート750というバイクの珍しい点が、ハーレー本社のあるアメリカではなく当初よりヨーロッパ向けのモデルとして登場したという点です。
世界初のレボリューションXエンジンが発表されたのは2013年のEICA(ミラノ国際モーターショー)で、大陸横断用の大型バイクが多いハーレーにおいては異質な「アーバンモビリティ(都会での使用しやすさ)」をコンセプトに開発されたというところが特徴になっています。

そのためヨーロッパにおいても都心部での走行を前提としたタウンユースモデルとして紹介をされており、その流れでのちにアジアでも導入が決定しています。

ストリート750は外観的にも伝統的なクルーザーやツアラーではなく、ハーレー史上で唯一のカフェレーサー仕様をしているというところもまたレボリューションXエンジンがそれまでのハーレーとは全く違った流れで誕生したことを示しています。

エンジン性能としては、排気量749cc、狭角60度Vツインエンジンとなっており、高回転が魅力であったレボリューションエンジンと比較をすると、レボリューションXエンジンは低回転トルクに強みをもたせてあるというところが違いになっています。

レボリューションXエンジンのその他豆知識

現在まで日本市場で導入されているのは上記で紹介してあ749ccタイプのみですが、アメリカにおいては492ccのストリート500というモデルもラインナップとなっています。

日本においてはより排気量が小さめのストリート500は魅力的な車種のように感じますが、こちらは日本の免許制度の兼ね合いにより、導入が見送られているとされています。
というのは日本では大型自動二輪免許は400cc以上となっているので、500ccと750ccは同じ免許区分になってしまいその差別化が難しいからです。

Share this article

masato

はじめまして!ハーレーマニアのmasatoです! まだまだ勉強中ですがハーレーの魅力や情報をご紹介します! Twitter@<a href="https://twitter.com/masato88850739">https://twitter.com/masato88850739</a>