アメリカで誕生したハーレーダビットソン
9代目となるビッグツインエンジン「ミルウォーキーエイト」
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顧客の声を反映して生まれたビッグツインエンジンの9代目「ミルウォーキーエイト」
ビッグツインエンジンの「ミルウォーキーエイト」は2017年のモデルから登場しました。
この系統では9代目に当たります。
初代からさかのぼると、1909年に登場した「ファーストVツイン」、2代目が1911年から29年までの「Fヘッド」、1929年から1972年までの「フラットヘッド」が3代目です。
4代目は1936年に登場した「ナックルヘッド」で1947年まで使用されていました。
5代目は1948年から1965年までの「パンヘッド」、6代目は1966年から1984年までの「ショベルヘッド」です。
そして1984年から1999年までの7代目「エボリューション」、1999年から登場した8代目「ツインカム」と続いて、2017年の9代目「ミルウォーキーエイト」と連なっています。
これが、ハーレーダビッドソンで連綿と受け継がれてきたビッグツインエンジンの伝統です。
そんな9代目の「ミルウォーキーエイト」ですが、実はこのエンジンが誕生したのは顧客調査で得られたユーザーの声がきっかけでした。
ハーレーに乗っている人は、誰もがツーリング体験を今よりも向上させるような新エンジンを期待しています。
つまり、空冷Vツインという伝統的なエンジンを求めていると言ってもよいでしょう。
その結果誕生したのが、パワーとパフォーマンス、加えてイノベイティブにもなるような新エンジンだったのです。
「ミルウォーキーエイト」の特徴
「ミルウォーキーエイト」の詳細を見てみましょう。
まず、排気量は1,745cc(CVOは1,868cc)です。
ボア×ストロークは、「ミルウォーキーエイト107」が100×111.1mm、「ミルウォーキーエイト114」が102×114.3mmとなっています。
ロードグライドウルトラやウルトラリミテッド、ウルトラリミテッドローなどのモデルについても見てみましょう。
ツインクールドエンジンが従来どおり採用されていますが、シリンダーヘッド周りがツインクールドでないエンジンと少々違っているのが特徴です。
ツインクールドでないエンジンはオイルラインが排気バルブの周りにありますが、これはエンジンの冷却のためです。
ツインクールドエンジンにはそれがなく、ウォーターラインだけがあります。
また構造は、冷却フィンといい別体のミッションといい、プライマリーチェーンケースがあることといい、空冷エンジンならではの伝統的なものですが、各部アップデートしているのが特徴です。
フライホイールを新たに設計するとともに、オイル量を向上、オイルポンプを強化することなどで850rpmの低回転でアイドリングが可能になりました。
デュアルノックセンサーの採用でノッキングを防ぐとともに、エアクリーナーケースも新しくなっています。
はじめまして!ハーレーマニアのmasatoです!
まだまだ勉強中ですがハーレーの魅力や情報をご紹介します!
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